ヒカルちゃんの体験談:モテル男はつらい!イーモリジュでヒゲ脱毛?
「え~、どうやって・・・って。今までとりあえず一通りは試してみたけど~」ヒカルちゃんはきゃらきゃら笑いながら、「え~、やだ~」とかやたらと恥ずかしがってる。ねえ、なんで突然女の子になっちゃうの?
「エステにも行ったことあるよ。『普通の』エステだけど・・・。聞いた話だと、ゲイの男の人専門のエステもあるみたい。・・・ほら、ゲイの人って、特殊な場所の毛を抜きたかったりするから。僕は行ったことないけどね」
どうやら危ない話に行っちゃいそうだったので、後半部分は聞かなかったフリをして、じゃ、今はどうやって脱毛してるの?ときいてみた。
「家庭用脱毛器だよ。エステ通いなんて、僕の安月給じゃ到底無理だもの。でも全然満足してる」
ヒカルちゃんは銀座のブティックで売り子さんをやってる。人当たりが良いし、ファッションセンスが良いから、若いお姉さんにも、お金もちのおば様方にもとても可愛がられてる。・・・でも、別に売ったもののお金をもらっているわけじゃなくて、時給制だから、そんなに稼ぎはいいほうじゃないだろう・・・。
「え~、家庭脱毛器って、どれ?イーモリジュ?センスエピ?」
すっかり脱毛器に詳しくなった私は、思わず身を乗り出してきいてしまった。
「あら、よく知ってるじゃん・・・。僕が使ってるのはイーモリジュだよ。もうかれこれ半年くらいになるかな」
ふたりで座っていた喫茶店のテーブルにタイミングよく運ばれてきたチーズケーキをすすめながら話を促すと、甘党のヒカルちゃんは小さなフォークでケーキをデリケートな小さいかけらに切りながら、脱毛のいろんな話をしてくれた。
イーモリジュであればひげの処理もできるし、美顔器もついてるから愛用してるということ。
おへその毛の処理もイーモリジュでやるということ。
(正直言っておへその毛なんて考えたこともなかった。話しているうちにあせってきて、トイレに立ったときにあわてて自分のおへそもチェックしてしまいました。でもおへそに毛なんてなくて・・・ホッ、良かった。
いくらなんでもそんなに毛深くないかもね。)
「でもさ、今どき、男で脱毛してる人はゲイばかりじゃないよ。ノンケのコだってやってる。このあいだ、同僚にも教えてあげたんだ。そしたら、すごく重宝してるって」
ふ~ん、と私。確かに、日本人の女の子は毛深い男の人ってあまりシュミじゃないかもね。ひげの剃りあとが青く残ってるなんてのも、いただけない。
「ヒゲもそうだけどさ、胸毛とか指毛とかに使ってる人も、かなりいるみたいだよ。もじゃもじゃで獣みたいなのは女の子にもてないんだって」
すっかりチーズケーキを平らげたヒカルちゃんは(私は一口しか食べられなかった・・・)、ウィンクして、最後にいたずらっぽくこう言った。
「でも、イーモリジュは本当に効果があるから、僕はノンケのコには『気をつけろ』って言ってるんだ。本気で使うと、女の子みたいなつるつる、
しっとりした肌になっちゃうからって。・・・もちろん、僕にとっては望むところだけどね」
ヒカルちゃんは、うふふ、と含み笑いをして、それじゃ、僕はこれからデートだから、とさっさと席を立ってお店を出てしまった(結局、コーヒー代とケーキ代は払わされる羽目になった・・・)。ヒカルちゃんの調子の良さにも感服したのだけれども、その時、何より私が噛みしめていたのは、
「・・・やっぱり、イーモリジュってすごいんだ」
ということだった。